売り手市場の現在、30代で転職を考えている方も多いのではないでしょうか。
本当にこのタイミングで転職が必要なのか。短絡的な理由ではないか。
短期間で転職を繰り返してしまう”転職グセ“がつかないよう、まずは一度落ち着いて考えることも大切です。
30代の方が過ごす毎日は、常に仕事に追われる環境に置かれていてゆっくり決断することも難しいですよね。
転職でなければ本当に解決できない問題なのか、転職で後悔しないために出来ることはないか等、今回の記事を読みながら考えてみましょう。
30代での転職について
先日、大手転職エージェントが「30代の転職理由ランキング」を発表しました。
- 1位「会社の将来性が不安」11.7%
- 2位「他にやりたい仕事がある」11.5%
- 3位「給与に不満がある」7.7%
30代の転職理由ランキング結果の上位はこのような結果になりました。
「会社の将来性が不安」、「他にやりたい仕事がある」、上位2つの理由がほぼ同じくらいの割合を占めています。
他にも30代の転職理由はポジティブな理由も多く見られ、まだまだ環境を変えることに希望を抱いて転職する方が多い傾向が伺えます。
まずは、30代の転職を決断するにあたって現状を知っていきたいと思います。
30代での転職は経験やスキルがある人には有利
30代での転職は経験やスキルがある人には有利となることが多いです。
その中でも、30代前半と後半では企業から求められるスキルや資質は異なりますので注意が必要です。
30代前半は未経験でも転職が可能?
仕事に対して明確なビジョンや熱意がある場合、30代前半に未経験で転職を成功させることは十分可能です。
この場合、企業の採用担当者が「将来的に業務の中核を任せたい」と期待を込めて採用となるケースが多いです。
そのため、あなたが30代前半・未経験で転職を考えている場合には、下記の資質が当てはまるかどうかがとても重要になってきます。
「キャリアやしたいことが明確である」「強い志望動機がある」「地頭の良さ」「突破力の高さ」
しかし、全くの未経験業種では現実問題としてそんなに甘くないことは想像できます。
あくまで、経験やスキルはあった方が有利。ない場合でも企業との相性やあなたの資質次第では、良い転職に結び付くこともあると考え検討しましょう。
30代後半は即戦力とマネジメント能力が必要!
30代後半になると、資質だけでなく即戦力としての活躍を期待する求人が多くなります。
またマネジメント能力が求められ、年齢的にも管理職や幹部候補として採用が多いのも事実です。
「スキル」「経験」「実績」「知識」「人脈」
特に管理能力を求められる求人は多いため、マネジメント経験があると有利になることが多いです。
あなたがこれまでに経験したスキルは、自分では評価していなくても企業にとっては魅力的に映ることも十分あり得ます。
まずは、あなたの強み・弱み・貢献できるスキルを自己分析することから始めましょう。
30代後半・未経験の転職は厳しく長期化する傾向があります。
ひとつでも多く「いままで経験してきたこと」「これから出来ること」を採用担当者へ伝えることが30代後半の転職において、成功のポイントとなります。
現在の求人市場について
現在、空前の人手不足により転職市場は活況にあるため、テレビのニュース等で「売り手市場」という言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか。
厚生労働省の調査によると、1998年以降”転職により賃金が下がる人”の割合が”転職により賃金が上がる人”の割合を上回る傾向が続いており、低成長下の日本では「転職すると賃金が増えない」とされてきました。
つまり、賃金が「変わらない」または「減少した」人の割合が高いのが特徴としてデータとして記録されているのです。
しかし、転職求人市場は変化しつつあります。
転職支援サービスを利用した転職者分析によると、転職前から賃金が1割以上増加した人の割合は、2017年10-12月期では前年同期比2.7ポイント上昇の30.4%と、調査公表以来の過去最高を更新しています。
転職による賃金アップの傾向は、今後も続いていくことでしょう。
背景となっている人手不足の理由として、特に産業構造の変化(デジタル化によるIT人材の逼迫)が考えられるためです。
今後、景気が悪くなったとしてもIT人材へのニーズがなくなることはありません。
あなたの周りの30代はいくら位の年収か?
さて、転職を考えた時に気になるのは年収です。
あなたの周りの30代はいくら位の年収か?年代別や年齢別のデータをご紹介いたします。
2017年9月~2018年8月の1年間、正社員として就業している20~65歳までの約36万人のビジネスパーソン(サラリーマン)のデータを元にまとめました。
年代 | 平均年収 | ||
全体 | 男性 | 女性 | |
20代 | 346万円 | 367万円 | 319万円 |
30代 | 452万円 | 48万円 | 382万円 |
40代 | 528万円 | 583万円 | 413万円 |
50代以上 | 645万円 | 690万円 | 442万円 |
まずは【年代別の平均年収】です。
30代全体の平均年収は452万円(男性:487万円 女性:382万円)となっています。
続いて、【30代全体のデータと年収分布(グラフ)】そして【30歳から39歳まで年齢別の平均年収】をご紹介いたします。
年齢 | 平均年収 | ||
全体 | 男性 | 女性 | |
30歳 | 414万円 | 439万円 | 367万円 |
31歳 | 429万円 | 457万円 | 375万円 |
32歳 | 439万円 | 467万円 | 382万円 |
33歳 | 451万円 | 483万円 | 387万円 |
34歳 | 459万円 | 497万円 | 381万円 |
35歳 | 465万円 | 502万円 | 387万円 |
36歳 | 474万円 | 512万円 | 392万円 |
37歳 | 481万円 | 525万円 | 390万円 |
38歳 | 489万円 | 535万円 | 394万円 |
39歳 | 494万円 | 540万円 | 399万円 |
男性は、30歳になってから40代を迎えるまでの10年間に年収100万円アップしているデータとなっています。
男性にとって30代で身に着けるキャリアは、それだけ人生の中で重要なポジションを占めていることが分かります。
「仕事を変えたい」という漠然とした思いだけではなく、的確に目標を建てられる人の転職は早いです。
あなたの上げた実績に対して、客観的な良い評価が与えられる=転職市場価値が高いと言えます。
客観的な評価として、年収は比較しやすい目安のひとつですので、ぜひ参考データとしてご活用ください。
30代の転職で成功する為のポイント5つ
今後の成長に期待する「ポテンシャル採用」が多い20代とは違い、30代では職場で求められるものがよりシビアになってきます。
「こんな事がしたい!」という熱い気持ちよりも、企業の願いに応えるべきスキルや実績にウエイトが置かれます。
続いては、30代の転職で成功する為のポイントを5つご紹介いたします。
- スキルの棚卸をして自己分析をしよう
- 転職条件の譲れないポイントを書きだそう
- 現在のライフステージを知ろう
- 世の中に公開されている求人だけが全てではない事を知ろう
- 転職エージェントを活用しよう
キャリアやスキルの棚卸をして自己分析をしよう
30代は社会人経験も10年を超えて、人によっては複数の会社での勤務を経てある程度のスキルや経験が付いてくる年代です。
だからこそ、あなたのキャリアやスキルを棚卸して自己分析することが必要です。
あなたは、これまで経験してきたキャリアや身に着けたスキルについて、自信を持って採用担当者へ伝えることは出来ますか?
「あなたのキャリアについて、強みを教えてください」と質問されて、即答できる人はほとんどいません。
悩んだ末に「強みと言えるようなものではないんですが…」などと謙虚に答えたところで、企業側の心には響かないでしょう。
キャリアの強みを持たない人はいないです。
しかし、質問に答えられない要因には自分の強みを把握していないことが考えられます。
もしくは、「強みは新規営業を5年やってきたことです」などと答えてしまうパターンです。これでは「職歴」と「キャリアの強み」を混同してしまっています。
そもそも、キャリアの強みとはいったい何なのでしょうか。実は、キャリアの強みは3種類に分けられます。
- ヒューマンスキル … コミュニケーションやストレス耐性など対人スキル
- テクニカルスキル … 職種や仕事内容によるスキルや知識
- コンセプチュアルスキル … 仕事の進め方や問題発生時の解決のしかた
大きく3つに分けて考えてみると、ご自身の強みについて整理することが出来ると思います。
特に、コンセプチュアルスキルは他2つに比べて自覚するタイミングが少ないですので、意識して過去のエピソードを辿るようにしましょう。
「仕事が早い」「資料が分かりやすい」「あなたが進行役だとみんなの意見がまとまりやすい」等、いままで褒められた覚えがあればコンセプチュアルスキルがあると思って良いでしょう。
- あなたの強みは今の転職市場でどう評価されるのか
- 応募先企業はあなたの強みを求めているのか
- いくつかの強みがあった場合、どの強みをアピールすることが最も伝わりやすいのか
30代の転職活動において、それぞれが重要なポイントです。
転職条件の譲れないポイントを書きだそう
あなたは何を求めて転職しようとしていますか?譲れない条件はありますか?
「転職先の企業に望んでいることは何か」をあえて書き出すことで、きちんと把握することができます。
本格的に、求人検索やアドバイザーとの面談が始まる前に、まずは転職先の企業に望んでいることの優先順位を決めましょう。
例えばこんな条件がありますので、「転職先の企業に望んでいることは何か」を書き出す時の参考にしていただければと思います。
- 年収(年収○○以上)
- 福利厚生(健康保険や退職金の有無など)
- 勤務地(通勤時間○分以内)
- 労働時間(○時までに帰宅したいか)
- 働き方(ワークライフバランス)
- やりがい(仕事内容、地位、安定)
- スキルアップ(習得スキルは?資格取得時期)
転職条件の譲れないポイントは、他にもそれぞれにあるのではないでしょうか。
金額や時間、資格の名称など、事前により具体的な条件を明記している方が、優先順位を決める際に分かりやすくなります。
「なりたい自分」をイメージしながら、転職先の企業に望んでいることを書き出してみることが大切です。
現在のライフステージを知ろう
日本の一般的な人生の節目を考えてみると、最も様々なイベントがある年代が30代です。
30代で転職を考えるにあたって、現在もしくは今後の人生計画に無理は生じませんか?代表的なイベントをまとめました。
~日本人の結婚平均年齢~
厚生労働省の「平成28年度人口動態統計特殊報告」によれば、平成27年における日本人の初婚平均年齢は男性31歳、女性29歳です。
10年前に比べると、男女ともに約2歳数値が高くなっています。
初婚平均年齢は、男女ともに年々高齢化する傾向にあります。
尚、初婚平均年齢には地域差があります。
地方と都市部を比べると、地方の初婚平均年齢の方が都市部やその近郊よりも低くなっており、若いうちに結婚されている方が多いという結果です。
都市部近郊で初婚平均年齢が上昇した背景には、ライフスタイルの変化や女性の社会進出が進んだことが考えられます。
~晩婚化による出産年齢の変化~
女性が結婚する平均年齢が高くなることで、出産に臨む平均年齢も高くなってきました。
極端な話、このまま晩婚化が進んでいくと高齢出産のリスクを抱える人の割合が増加し続けることになります。
出産した女性のうち35歳以上の人が占める割合は、昭和60年の7.12%から、平成27年では28.06%と大幅に増加しています。
また、平均出産年齢は3歳以上も上がっていることも、厚生労働省の「平成28年度人口動態統計特殊報告」によって分かっています。
医療技術の進歩によって母体の危険性は以前より低下しているものの、高齢出産には一定のリスクが伴います。
転職を考えるにあたり、ご自身もしくはパートナーの出産年齢についても早いうちから検討すべき重要なポイントです。
~教育資金と老後の資金~
晩婚化による高齢出産などで出産するタイミングが30代半ばに差し掛かってくると、必然的にこれからの40代~50代をメインに教育費による支出が増えるようになります。
例えば、子供が大学に入学する時には、ご自身が定年に近い年齢になっている可能性があります。
家庭を築くこと、家族が増えることは、その後の人生設計に大きな影響があります。
子供やご自身の将来のために、より現実的な計画を立て老後の備えや教育資金の貯蓄を行うためにも、転職の必要性や方向性、タイミングをしっかりと検討する必要があります。
また、どうすればより良い条件の仕事に就けるのか、分析した上で行動に移すことが賢い選択と言えるでしょう。
世の中に公開されている求人だけが全てではない事を知ろう
実は、世の中に公開されている求人情報が全てではありません。
特に30代向けの求人は即戦力になるスキルを求める場合が多いため、非公開求人となることが多い傾向があります。
「非公開求人」とは、企業のホームページや求人サイトに掲載されていない求人のことです。
特に、応募が殺到してしまう有名企業の人気職種では非公開求人とすることが多くなってきています。
非公開求人情報を知るためには転職エージェントという人材紹介サービスに登録することで、アドバイザーより紹介してもらう方法が一般的です。尚、転職エージェントが扱う求人情報のうち80~90%は非公開求人と言われており、転職エージェントによって企業の求人を独占していることが分かります。
求人を非公開にするには3つの理由があります。
- 公開求人で募集した場合、条件に合わない質の低い応募が増えることによって、応募が殺到し選考に時間がとられる。
- 求人情報が会社の戦略に直結するなどの理由により、競合他社に採用事情を知られたくない。
- 採用を決定するまで、転職エージェントに対する掲載費などの料金が発生しない。
闇雲に求人情報を公開して募るのではなく、企業が求める人材に向けた発信を行うことによって、企業と求職者の双方にメリットが生まれています。
転職エージェントを活用しよう
転職活動を進める際に求人を知る方法として、ハローワーク、新聞、雑誌、フリーペーパーなど様々な手段がありますが、その中でも欠かせない方法はウェブ求人媒体、つまり転職サイトや転職エージェントを利用する方法です。
転職エージェントって何?と思ったあなたも、30代で効率よく転職するためには転職エージェントには必ずご登録いただくことをおすすめいたします。
転職エージェントに登録するべき5つの理由についてまとめました。
- 転職エージェントの非公開求人情報に出会える
- 転職のプロと話す事で、自分では気付かなかった強みを見つけることが出来る
- 求人条件とあなたのマッチングを考慮した上で推薦してもらえるので、採用の確率が上がる
- 年収の交渉や面接日程の調整など、企業との手続きは全て担当者が代行してくれる
- 企業の内部情報や実際の雰囲気などを教えてもらえる
非公開求人や年収交渉など、本気の転職には転職エージェントに登録することで得られるアドバイザーのサポートは大変強力です。
30代で転職をするメリットとデメリット
では、30代で転職をすることによって、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
30代での転職のメリット
【1】スキルを活かして年収アップ
売り手市場の現在だからこそ、スキルを活かすことで年収アップが望めます!
【2】非公開求人などには好待遇求人も!?
働き方改革によって、大手企業では好待遇の求人条件も存在します。
転職エージェン登録することで非公開求人と出会うことができますので、まずはどんな企業の求人募集があるかチェックすることから始めましょう。
【3】転職エージェントがサポートに本腰を入れてくれる
ある程度経験を積んだ30代の転職は年収も高額になりやすいため、転職エージェントのアドバイザーも本気になって転職サポートを行ってくれます。
30代転職でのデメリット
【1】年収ダウンのリスクがある
「成長」よりも「スキル」を求められる30代の転職では、未経験業種への転職の場合は年収が下がる可能性が高いです。
【2】転職活動の長期化
スキルが無い場合、長く厳しい転職活動になる恐れがあります。
長期化を防ぐためにも、あなたを求める企業はどこなのかプロの意見を聞くことが大切です。企業とのミスマッチは事前に予防しましょう。
【3】転職動に求められる具体性
30代転職の場合、人手不足だからという理由や若いからという理由で即採用には至りません。
具体性のない転職動機では、企業からの信頼を得ることは難しいでしょう。
30代からの転職には向き不向きがあります。
転職する業界を決めた上で活動する方、多少収入が下がるリスクがあってもやりたい仕事がある方、これまでの実績を活かせる職種に就きたい方は、比較的向いていると言えるでしょう。
違う業界の空気が吸いたい方、漠然と年収アップを望んでいる状態では30代の転職には向きません。
衝動的な転職意欲だけでは成功は難しいです。
具体的な転職動機や前向きな考え、客観的に自分の市場価値を見極める力がある方など、自分の中でよく考えて転職活動を始めた人ほど転職期間を短くすることが出来ます。
30代転職の体験談
30代で転職を決める事情は、経験や転職回数、既婚・独身、家族の人数によっても様々です。
続いては、30代で転職活動を始めた方の体験談についてご紹介いたします。
36歳 既婚者 子供4歳 男性の転職体験談
結婚して子供が3人いる36歳男性です。(妻は4人目を妊娠中)
現在の職種は製造業で年収は300万円程のため、家族を養うためには収入が足りず肉体労働のダブルワークをする毎日です。
それでも年収は400万円程なので、今後6人家族を支えるには厳しく、転職を考えるようになりました。
現在、次の候補に考えている清掃作業員の仕事内容を調べてみると、汚くてきつい仕事のようですが、給料が上がるならそれでも構わないと考えています。年収は今よりは多少アップする予想です。
まず転職に踏み切るかどうか、決断にかなり悩みました。悩んでいても収入は増えません。
毎月の生活費もギリギリの状態で、在職中に転職活動をするとなれば副業はストップしなければならない点もネックでしたが、転職活動を始めることにしました。
一番大きな決め手は「ただ時間をお金に換えるだけの今のダブルワークのままでは、数年先の年収アップが見込めない」からです。
将来設計も兼ねて、まずは妻としっかりと話し合います。
今後数十年の間に、どのタイミングにどの程度の支出が予定されるのか。生活費や教育費等を試算して、それらを無理なくやり繰りするためにどうすべきか…。
転職について調べてみると、最近では登録しておくだけで求人情報に出会える転職サイトや、専任の担当者と直接相談できる転職エージェントも気軽に利用できることを知りました。
目立ったスキルがない私でも、必要な年収アップが見込めるのか。まずは行動することから始めようと決めました。
34歳 独身女性の転職体験談
短大卒業後11年間、求人広告メインの広告デザイン等で8社勤めてきましたが、リストラされました。
同業種ではあるものの、かなりの回数転職している理由は、ほとんどがパワハラ・セクハラ・過度なサービス残業(月200h程)など、耐え難い理由よる自己退職です。
これまで転職回数が多くてもどうにか採用されてきましたが、30代の就活は想像以上に厳しく、面接では結婚や出産による早期退職を必ずと言っていいほど不安視されます。
結婚どころか相手もいないと伝えたところで、やはり残業必須となる業界では特に、女性の年齢としてはマイナスイメージでしかないようです。
また、11年間も同じ業界にいても落ち着かないことから、今の業界に縁がないんだなと思うようになり、業種を変えることも視野に入れて転職活動を始めました。
新たな資格取得も考えましたが、本格的に通学するとなれば卒業は早くて2年後…それから就活することを考えると新卒に敵う気がしません。
結局悩みながらも、業種の幅を広げながら求人を探して、なんとか内定することが出来ました。
職種は、今までの広告デザイン等の仕事+αのWEBデザイナーです。
新しくスキルを身に着けるにもリスクが多い30代ですので、経験が活かせる上で長く続けていける仕事という点が、内定獲得にあたり一つのポイントになったと感じています。
30代の転職におすすめな転職サイト・転職エージェント5選
30代になると、「転職サイトと転職エージェントのどちらを利用すればいいだろう…?」「転職タイミングの限界は35歳なの…?」など、転職に関する沢山の悩みが増えてきます。
そこで、おすすめの転職サイト・転職エージェント5選についてご紹介いたします。
限定求人約85%!転職活動を効率化する転職サイト【リクナビNEXT】
「リクナビNEXT」は、求人数が他サイトに比べて圧倒的に多く、限定求人が豊富です。
メールアドレスだけで会員登録が出来るので、とりあえず気軽に求人情報が見たい方におすすめです。
全国の求人を掲載していて、公開求人数は9,700件もあります。
あなたの市場価値を見いだす転職サービス【MIIDAS】
「MIIDAS(ミイダス)」は、インテリジェンスが保有する7万人以上の転職者データを駆使したマッチングシステムが強みの転職サイトです。
「自分が転職したい特に転職する」のではなく「自分の市場価値が高い時に転職する」ことで、あなたを必要としている企業でキャリアアップを実現することが可能です。
ユーザー登録後、すぐに企業からオファーが届きます!オファーを受け取った時には、すでに書類選考合格済みです。
URLhttps://miidas.jpあなたの適正年収はいくら?年収診断がおもしろい【doda】
「doda」は、公開求人数30,609件を誇る定番の大手転職サイトです。全年齢層・全国エリアに対して求人が豊富なので、30代向けの求人情報も多く掲載されています。
30代であれば、「非公開求人」を紹介してもらえるうための「エージェントサービス」や「スカウトサービス」は必須です。登録無料ですので、必ず利用するようにしましょう。30代ならではの良質な求人情報を紹介してもらえます。
URLhttps://doda.jp選ばれた人だけのハイクラス転職サイト【ビズリーチ】
「ビズリーチ」は、年収750万円以上限定の国内最大級のハイキャリア向け会員制サービスです。
管理職や海外勤務のお仕事を探すならビズリーチがおすすめです。
クオリティーの高い求人があり、担当者である一流ヘッドハンターからの優良な「スカウト」を受けることができる点は最大の魅力です。
あなたの強みを明確化!【type転職エージェント】
「type転職エージェント」の対応エリアは東京・埼玉・千葉・神奈川です。公開求人数は20,560件、非公開求人数も80,900件保有している心強さです。
30代の転職に定評があり、今までより上のキャリアを目指したい人におすすめの求人が多い傾向です。
まとめ
30代の転職で後悔しない為に知っておいて欲しいポイントについてご紹介いたしました。
ポテンシャル採用が望める20代の転職と違って、30代の転職では企業が求めている人物像により近づけるかどうかが重要になります。ここまでご紹介したポイントについて要点をまとめました。
- 30代での転職は経験やスキルがある人には有利。未経験でも成功することは十分に可能
- 30代前半の方は、明確な志望動機や地頭の良さが求められる
- 30代後半の方は、即戦力とマネジメント能力が求められる
- 転職する業種によって転職難易度は変わってくる。
デジタル化によるIT人材の逼迫による人手不足などにより、IT系は30代転職におすすめの業界 - キャリアやスキルの棚卸をして自己分析をしよう
- 非公開求人や転職エージェントを活用しよう
- スキルを活かして年収アップを目指そう
まずは、これまで経験してきたあなた自身の実績やスキルを見つめ直してみましょう。
ご自身では普段意識していなかったスキルが、アピールポイントとして企業や転職アドバイザーの目に留まる可能性は高いです。
便利な転職エージェントに登録して、ご自身にあった30代からの転職を成功しましょう。
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